実践基礎看護技術Ⅱ
科目?科目群 | 看護学科専門科目?基幹科目 | |||||
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科目名 | 実践基礎看護技術Ⅱ | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択?必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 小池 祥太郎 | 学内連絡教員 | 小池 祥太郎 | |||
科目担当者 | 小池 祥太郎、角濱 春美、木村 恵美子、藤本 真記子、福井 幸子、小林 昭子、市川 美奈子、沼田 祐子 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、倫理的態度 |
1.科目のねらい?目標
「実践基礎看護技術Ⅰ」を基礎に、主に治療環境にある患者に必要な援助を行うための具体的方法について、演習を通して学ぶ。援助技術一つひとつの基礎となる諸要素と根拠を理解する。 援助を行う中で、看護職者として必要な態度を身につける。
2.授業計画?内容?方法?準備学習等
1.授業計画?内容
第1?2回目 感染を予防する技術Ⅱ(無菌操作?滅菌手袋装着)
第3?4回目 創傷管理の援助技術 (皮膚消毒?包帯法)
第5?6回目 排泄の援助技術Ⅱ (一時的導尿)
第7?8回目 与薬の技術① (注射薬の準備)
第9?10回目 与薬の技術② (皮下注射、筋肉内注射)
第11?12?13回目 生体機能管理技術 (採血)
第14?15回目 与薬の技術③ (点滴静脈内注射)
*( )は演習を行う予定の援助技術項目
2.方法
診療の補助に関する援助方法について講義と演習で学ぶ。演習では、実際に看護師役割/患者役割りをとり、また、シミュレーターを活用し、体験的に学習していく。
3.準備学習
次回の授業内容と予習を含んだ資料を1週間前に配布する。予習は知識的なことおよび、次回の演習であらかじめ身に付けておくべき技術についての内容となっている。教科書および基礎成人実習室?フィジカルイグザミネーションルーム?図書館にある教員が作成したを視聴し技術の手順について理解しておくこと。
3.教科書
1)角濱春美?梶谷佳子編:「看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術」、メヂカルフレンド社、2015、2014.ISBN978-4-8392-1585-9(実践基礎看護技術Ⅰ指定教科書、1年前期購入済)
2)茂野香おる:「系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[2] 基礎看護技術Ⅰ」、医学書院、2015、ISBN978-4-260-01999-6(実践基礎看護技術Ⅰ指定教科書、1年前期購入済)
3)任和子:「系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護学[3] 基礎看護技術Ⅱ」、医学書院、2017、ISBN978-4-260-01999-6(実践基礎看護技術Ⅰ指定教科書、1年前期購入済)
4.参考書
5.成績評価方法
期末筆記試験(50%)、期末実技試験(40%)、授業?演習への参加度(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
技術が確実に身に付くように技術実施時のポイントを含む動画教材を教員が作成し、事前学習?デモンストレーション?事後学習に活用できるように工夫しています。授業評価は、項目全てにおいて大学全体の平均より高く、特に評価が高い項目は、「授業に真摯に取り組んだ」や、「シラバスに沿って展開していた」、「授業の内容に関して更に学びたくなった」でした。これからも視聴覚教材や演習方法を工夫し、皆さんの理解を深められるよう努力していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
学生同士で患者?看護師役割をとって演習を行うのは、患者さんがどのような思いをされているのか、患者役割を通して理解し、看護に生かして欲しいと考えているからです。演習に臨むうえで事前学習は必須であり、また、患者役は患者としての反応を意識した言動に心がけてもらいます。自己学習では動画教材を用いるなど、積極的に学習を進めていきましょう。また、実践基礎看護技術Ⅰと同様に、準備や後片付けも協力しあい、スムーズで効率性の高い演習となるようにしましょう。